PFAS汚染水放出「一方的に行われた」　岸防衛相が米側対応を批判

　【東京】在沖米海兵隊が普天間飛行場から有機フッ素化合物（PFAS＝ピーファス）を含む汚染水の公共下水道への放出を始めたことについて、岸信夫防衛相は27日午前の会見で「本当に遺憾の意を強くしている」と述べ、米側に抗議と放流中止を求めていると強調した。「PFOSを含む水の処理について適切な措置がなされるよう、日米間でしっかり協議する」と述べ、米側への働き掛けを続ける考えを示した。

　岸氏は今回の放流が「日米間の協議の最中に一方的に行われた」と指摘し、米軍の対応に強い不快感をにじませた。