ハート型のクリップで「ワクチン接種済み」 FMよみたんが考案


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シトラスハート運動を考案したFMよみたんの仲宗根朝治社長=24日、読谷村のFMよみたん

 【読谷】沖縄県読谷村のコミュニティーFM放送局「FMよみたん」(仲宗根朝治社長)は、新型コロナウイルスのワクチン接種をしたことを対外的に示す取り組みとして、「シトラスハート運動」を実施している。緑色のクリップをハート型に折り、接種が1回済んだ人は1つ、2回終えた人は2つマスクに付けるだけ。仲宗根社長は「さまざまな事情で接種できない人もいるなか、接種済みを示すことで、出会った人に安心してもらいたい」と話した。

 この取り組みは仲宗根社長が考案した。新型コロナ感染者や医療従事者への差別をなくす取り組みとして行われる「シトラスリボン」のように何かできないか考え、簡単に手に入るクリップに着目した。7月から社内で始め、ラジオのパーソナリティーにも配布しており、好評だという。

 仲宗根社長は「広めることが目的ではない。このクリップを通して会話が生まれ、新型コロナやワクチン接種について考える機会になればいい」と話した。