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サッカー九州リーグ第18節は29日、各地で行われ、沖縄SVと海邦銀行SCが南風原町黄金森公園陸上競技場で対戦し、沖縄SVが7―1で勝利した。前半15分までに3得点し、流れをつかんだ沖縄SVが終始、優位に進めた。海銀SCは劣勢ながらも後半に押し込む時間をつくり、FKで1点を取り返したが、追加点を重ねられた。第19節で予定されていた海銀SCとFC中津の試合は延期。第20節は9月12日に行われ、沖縄SVは熊本県教員蹴友団、海銀SCは九州三菱自動車と対戦する。
ホームでの県勢対決は沖縄SVが7得点で海邦銀行SCを圧倒した。先発のFW陣が前半4ゴールと高い得点力を発揮。監督兼任の髙原直泰は「課題の守備が改善し、状態が良くなってきた」と振り返り、宮崎のヴェロスクロノス都農と激しく競り合う優勝に向けて手応え十分の試合となった。
課題だったFW陣の守りへの意識。約1カ月半かけて修正を図り、全体の守備力にいい影響が表れてきたという。守りから攻撃の展開が良くなり、立ち上がりも理想の形になった。赤木直人が前線でボールを保持し、ゴール前に走り込んできた東海林佑飛に供給。2トップの連係で先制点を挙げた。2分後には赤木がDFの裏を突いて抜け出しシュート。さらに立て続けに2点を奪い、1アシスト、3ゴールと躍動した。
今季初ハットトリックの赤木は「前半早いうちに2点目、3点目を決められ、いい入り方ができた。残り3試合も、いい準備をして優勝をつかみたい」と気持ちを高めた。得点ランキングトップの東海林は「今後は引き分けも許されない。得点王も意識して点を取りにいく。全力で戦い勝つだけ」と闘志を燃やし、優勝を見据えた。
(謝花史哲)
▽第18節
沖縄SV
7―1(4―0,3―1)
海邦銀行SC
▽得点者 【沖】東海林佑飛、赤木直人3、荒井秀賀、和田健太郎、藤池翼【海】島優也