米軍機の部品落下、県漁業2団体が再発防止求める 防衛局に抗議文書


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米軍普天間飛行場から離陸する垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ(資料写真)

 米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが飛行中に部品を落下させた事故を受け、県漁業協同組合連合会(上原亀一会長)と県漁業協同組合長会(山入端孝雄会長)は、再発防止などを求める抗議文書を、24日付で沖縄防衛局に郵送した。

 文書では、部品が落下したと思われる海上は漁船が往来する水域の可能性もあり、一歩間違えば大惨事を引き起こしかねず、「漁業者に大きな不安と恐怖を与える」と指摘。相次ぐ米軍機関連事故について「米軍の危機管理体制に問題があることは明らかであり、憤りを禁じ得ない」と断じた。その上で、事故原因の早期究明や安全管理対策の強化、落下地点の特定と落下物の早期回収を求めた。