大田久米島町長 勇退意向固める 「後進に道譲りたい」


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大田治雄氏

 【久米島】久米島町の大田治雄町長が2022年4月の町長選に立候補せず、今期限りで勇退する意向を固めたことが8月31日、分かった。大田町長は本紙の取材に対し「後進に道を譲りたい」と述べ、今後正式に表明する考えを示した。

 町長選を巡り水面下で立候補を検討する動きも出ている。大田氏が勇退の意向を示したことで、今後、町長選に向けた動きが活発化する可能性もある。

 大田町長は2014年に初当選し、現在2期目。海洋深層水を活用した雇用創出、農林水産業や観光産業の活性化策など、人口減少問題の解決に向けて取り組んだ。