温州ミカンの出荷スタート! 露地栽培で日本一早く JAおきなわ北部


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みかんの外観を確認する作業員ら=8月27日、名護市のJAおきなわ北部地区営農振興センター

 【北部】本島北部で収穫される温州ミカンが旬を迎えている。名護市のJAおきなわ北部地区営農振興センターでは8月27日、選果されたミカンの本格的な出荷が始まった。露地栽培の温州ミカンで日本一早い出荷とされている。

 選果施設には収穫されたばかりのミカンが集まった。作業員らがベルトコンベヤーで運ばれてくるミカンを目視で表面に傷がついていないか確認。その後、センサーによる外観や糖度、酸度の判別などを通して箱詰めされる。糖度などに応じて等級が決まるという。

 JAおきなわ北部地区柑橘生産部会の大城康信会長は「大きな台風の影響もなく、順調に育った。酸味と糖度のバランスが良い」とPR。出荷は9月中旬ごろまで続く。本年度は県内外の市場に124トン出荷する計画だ。