残量ワクチンを他市町村に提供 対象者の8割が接種済 石垣市


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石垣市役所

 【石垣】石垣市は2日、市内の新型コロナウイルスワクチンの残量約6900回分を、県内他市町村へ提供すると発表した。市の集団接種が9日までに終了することと、市内の対象者の8割近くがワクチンを接種していることが理由という。

 市によると、8月31日時点で、市内の12歳以上の接種対象者のうち、1回目接種を終えた人の割合は79.3%で、2回目接種を終えた人が72.4%になっている。全人口あたりでは1回目接種率が68.6%で、2回目接種率は62.6%という。

 これらを踏まえ市は、他市町村の接種を支援するため、使用予定量を除いたワクチンの残量を提供するという。

 市はまだ一度もワクチンを接種していない人や、2回目接種を終えていない人に、9日までに接種するよう呼び掛けている。