【沖縄】沖縄市観光物産振興協会は8月27日午後、認定観光ガイドを対象にしたエイサー補講講座を初めてオンライン配信で行った。コロナ禍で修学旅行生らの来県が厳しい中、収束後に備えてエイサーの本場としてさらにガイド力を高めるのが目的。同29日まで配信され計25人が視聴した。
講師を務めたのは、同協会と同じミュージックタウンにあるエイサー会館職員の眞榮平剛士さん(44)。
眞榮平さんはエイサーの起源や来歴、女性のみの手踊りもあるエイサーの分類と各地域の特徴、沖縄市における戦前、戦後のエイサーの歩み、また2007年に「エイサーのまち」を宣言し、エイサーを経済、地域活性化の資源としても活用していることなどを簡潔に解説した。
エイサーの歴史をより専門的に知りたい観光客らのために、アーカイブ映像など豊富な資料を展示しているエイサー会館の有料ゾーンも紹介、ガイドにあたってのポイントをアドバイスした。
同市のまち歩きガイドには欠かせないエイサー文化を紹介する同協会では「沖縄の誇る伝統芸能を広く発信して、観光客らのリピーターを増やしていきたい」とガイドの役割に期待を寄せた。
(岸本健通信員)