「実効性ある再発防止策を」 米軍属の強制性交等未遂で 沖縄県が関係機関に抗議


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抗議を終え、報道陣の取材に応じる県の金城賢知事公室長=3日、米軍キャンプ・フォスターゲート前

 在沖米軍属の男による強制性交等未遂事件を受けて、県の金城賢知事公室長は3日、米軍キャンプ瑞慶覧を訪れ、在日米軍沖縄地域調整事務所のマイケル・ワイズ事務所長と軍属を管理下に置くAAFES(エーフィス、米陸・空軍エクスチェンジサービス)のラネル・ピケット太平洋管区本部司令官代理に抗議した。実効性のある再発防止策や、軍人の夜間外出などを規制するリバティ制度の適用などを求めた。

 抗議終了後に報道陣の取材に応じた金城知事公室長によると、米側から事件について「(逮捕容疑が)事実であれば精神的・肉体的苦痛を与えたことについておわびしたい」と謝罪があった。補償については「日米地位協定上の手続きにのっとって適切になされるだろう」と回答があった。

 リバティ制度の軍属への適用について米側は「米国の連邦法上禁止されている」と説明したという。