「善しあし」と「好き嫌い」 モバイルプリンスの知っとくto得トーク[225]


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

モバイルプリンス

 

SNSで他人の投稿を見て、イラっとした経験はありませんか?

落ち込んでいるときに、楽しそうな友人のSNS投稿を見ることで余計に落ち込む、自分と違って楽しそうな友人に腹を立てるなど、ネガティブな感情が湧くことがあるでしょう。

SNSは楽しく有意義な投稿もたくさんありますが、中には自分にとって不快な感情になる投稿もあります。そんなときはなぜイライラするのか分析してみてはいかがでしょうか。

 

モバイルプリンス

 

オススメは、イライラする原因は「善しあし」の問題なのか「好き嫌い」の問題なのかを、分けて考えてみることです。

友人の投稿が法律に違反している、社会のルールから大きくそれているものであれば、「善しあし」の問題になります。犯罪自慢や差別的、暴力的な言動はこうした「善しあし」の問題に分類されます。

一方、「新しいものを買った自慢」「リアルが充実しているアピール」などは、違法行為でもなければ社会常識としても問題のないものです。

こうした内容の投稿は「好き嫌い」に分類され、ネガティブな感情の理由は「自分が嫌いだから」ということになりますね。

 

イラスト・小谷茶(コタニティー)

モバイルプリンス

 

人間ですから多少の好き嫌いはあるでしょう。しかし、わざわざ自分の嫌いなものを見てイライラするのは、自分のためにも相手のためにもなりません。

SNSには「ミュート」【※1】という機能があります。この機能を使うと相手の投稿が見えなくなるので、うまく活用して無駄なイライラ、ネガティブな感情が湧き上がらないように工夫してみましょう。

 

※1 「ミュート」 … 各種SNSには、相手のことを完全に拒絶する「ブロック」という機能があります。攻撃的な捨てアカウントにブロックは有効ですが、リアルに交流のある知人に対しブロックを使うと、それがトラブルのキッカケになることも…。「ミュート」機能の場合は相手にはミュートしていることを知られないのでトラブルを避けることができます。

 

【プロフィル】

 モバイルプリンス / 島袋コウ スマートフォンアドバイザー、フリーライター。沖縄県サイバー防犯PR大使を務め、スマホやインターネットの活動講座を学校などで実施。本連載をまとめた著書「しくじりから学ぶ13歳からのスマホルール」(旬報社)も発売中。

http://smartphoneokoku.net/