応援に感謝、パリへ翼 東京パラ7位・喜納選手、笑顔の帰沖【動画あり】


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東京パラリンピックマラソン女子(車いすT54)で7位入賞を果たし、帰沖した喜納翼選手=6日午後、那覇空港(高辻浩之撮影)

 東京パラリンピックのマラソン女子(車いすT54)に初出場して7位入賞を果たしたうるま市出身の喜納翼選手(31)=コザ高―沖縄国際大出、タイヤランド沖縄=が6日、帰沖した。那覇空港で両親や支援者らに出迎えられ、「応援が力になった」と感謝を笑顔で伝えた。関係者らは横断幕を掲げ花束を贈り健闘をたたえた。

 喜納選手は「苦しいところで応援するみんなの顔が浮かび、力になった」とレースを振り返った。パラリンピックの舞台について「結果というより元気な姿を見せようという雰囲気のある特別さを感じた。悔しさはあったけど自分らしい走りで楽しむことができた」と表情は充実感にあふれていた。初舞台は「あっという間」だったといい、「パリを目指していきたい。3年しかないので一つ二つ上げていけるようにしたい」と意欲を見せた。