障がいある子を対象にワクチン接種 那覇の診療所で15日開始


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 一般社団法人Kukuru(くくる)が運営する、障がいや先天性疾患のある子どもの診療所「Kukuruきっずクリニック」は、重症心身障がい児者や障がい、慢性疾患のある子どもなどを対象に新型コロナウイルスのワクチン接種を15日から開始する。現在、予約を受け付けている。会場は那覇市真地216の17の同クリニック。米ファイザー製ワクチンを使用する。接種日は火曜以外の平日で、時間は電話予約時に調整する。

 対象者は、市町村からの接種券を持つ12歳以上で、優先順に(1)重症心身障がい児者とその家族(2)障がいや慢性疾患のある子どもとその家族(3)接種対象年齢の子どもとその家族。(1)と(2)の対象者は、主治医からの接種許可があることが条件。

 当事者や家族が安心して接種できる環境を提供しようと実施に至った。

 キャンセル分は一般の人も接種可能で、無料通信アプリLINE(ライン)の公式アカウント「Kukuruコロナワクチン接種案内」を友だち登録するとキャンセル情報が届く。登録はhttps://lin.ee/UJbQ8maから。

 クリニックの當間隆也院長は「『障がいがあるから』『迷惑をかけるかもしれないから無理』などと諦めず、ぜひ相談してほしい」と呼び掛けた。予約は月~金曜の午前9時から午後5時、電話で受け付ける。予約や問い合わせはKukuru(電話)098(888)5996。