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日本ハンドボールリーグ(JHL)第3週第1日は11日、各地で行われた。今季参入した女子のザ・テラスホテルズは、岐阜県の飛騨高山ビッグアリーナで飛騨高山ブラックブルズ岐阜と初戦を戦い、13―31で敗れた。ザ・テラスホテルズは12日午後1時から愛知県の枇杷島スポーツセンターで大阪ラヴィッツと戦う。
▽女子
飛騨高山(2)
31―13(13―7,18―6)
ザ・テラスホテルズ(0)
【評】ザ・テラスホテルズはなかなか得点機をつくり出せずに攻めあぐね、序盤で大きく差を広げられた。GK田口舞が要所で好セーブを見せチームをもり立てたが、後半になっても終始劣勢を強いられ、得点が伸びず、苦しい局面を打開できなかった。
力出し切れず、悔しい大敗
初参入でリーグに挑んだザ・テラスホテルズは18点差の大敗を喫し、苦い初陣となった。東長濱秀作監督は「初戦という緊張もあり持っている力の半分も出せなかった」と振り返った。
チーム最多得点はセンターバックの坂本朱里で4点。左サイドバックに入った江島朋夏が3点と続いた。司令塔の坂本はボールを回しながらも積極的にカットインを狙ってゴールに迫った。江島も当たり負けしない攻めの強さでゴールをこじ開けた。しかし、初戦の硬さからかボール回しが単調で、シュートも単発に。シュート成功率は5割以下と決定力が課題として浮き彫りになった。
守りからミスを誘って速攻を仕掛けることを狙っていたが、主将の中山朋華は「逆の展開になってしまった」とうなだれる。デビュー戦の緊張から「いつもと違う雰囲気で初歩的なミスが連発した」と、徐々に引き離され焦りから余裕がなくなったという。結果に「これが現状。しっかり受け止めて、全力でやり抜けるようにしたい」と気持ちを切り替える。東長濱監督は「自分たちで自滅するようでは経験の上積みにはつながらない。難しいゲームをしてしまった。次はしっかりトレーニングの成果をぶつけてほしい」と奮起を期待した。
【テラス試合日程】
日本ハンドボールリーグ女子に参入したザ・テラスホテルズの2021―21シーズンが11日の飛騨高山ブラックブルズ岐阜戦から始まった。女子は10チームが2回総当たりのリーグ戦を行い、上位4チームが来年3月18日から始まるプレーオフに進む。今後のザ・テラスホテルズの日程は次の通り。
▽9月12日午後1時=大阪ラヴィッツ(愛知県)
▽10月15日午後6時=北国銀行(名護21世紀の森体育館)
▽同24日午後1時=HC名古屋(愛知県)
▽同30日午後1時=オムロン(熊本県)
▽同31日午後1時=ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(鹿児島県)
▽11月3日午後1時=三重バイオレットアイリス(名護21世紀の森体育館)
▽同6日午後1時=プレステージ・インターナショナルアランマーレ(具志頭社会体育館)
▽同13日午後1時=イズミメイプルレッズ(広島県)
▽22年1月22日午後1時=北国銀行(石川県)
▽同29日午後1時=飛騨高山ブラックブルズ岐阜(岐阜県)
▽同2月5日午後1時半=三重バイオレットアイリス(三重県)
▽同11日午後1時=ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(沖縄県立武道館アリーナ)
▽同13日午後3時半=大阪ラヴィッツ(兵庫県)
▽同19日午後1時=HC名古屋(沖縄県立武道館アリーナ)
▽同23日午後1時=オムロン(名護21世紀の森体育館)
▽同27日午後1時=イズミメイプルレッズ(同)
▽同3月5日午後2時=プレステージ・インターナショナルアランマーレ(富山県)