「ヤングケアラー」糸満で実態調査へ 小中学生による家族介護


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糸満市役所(資料写真)

 【糸満】大人に代わって家族の介護や家事などを担う子ども「ヤングケアラー」の実態を把握するため、糸満市は市内の小学5、6年生と中学生を対象にしたアンケートを10月に実施する。市教育委員会が13日の市議会9月定例会の一般質問で、新垣安彦氏への答弁で明らかにした。

 市教委はアンケート結果を基に、福祉、介護、医療、教育などの関係機関と連携し、支援につなげる。當銘真栄市長は、支援策を検討する会議の設置について「しっかり検討したい」と前向きな姿勢を示した。

 市教委と沖縄大学の名城健二教授(市要保護児童対策地域協議会委員)が協力して調査を実施する。