患者を診ていないため推測にすぎないことを前提として(7月10、11日撮影)の動画を見た限りでは、呼び掛けでようやく開眼するレベルの意識障害や吐き気、顔面蒼白(そうはく)であることが見て取れる。強度の酩酊(めいてい)状態だと考えられる。状況のみから判断すると、意識障害の状態で車の中に放置されたことによる熱中症の可能性が高いと推測される。
同じ悲劇を繰り返さないために注意事項としては、意識障害の人は車の中に残さないこと、酩酊者を放置しないことは、当たり前だが重要だ。未成年者の飲酒を防ぐことも当然重要で、そもそも「気を付けて飲酒して」という年齢でもない。
(国立病院機構琉球病院)