子連れハワイ留学、未経験からトライアスロン JTAのCAが語る挑戦の半生


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
亀川智子さん

 第95期「新報女性サロン」第3回講座が15日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。「可能性は無限大~Let’sアップデート~」をテーマに、日本トランスオーシャン航空(JTA)客室乗務部スタッフマネージャーの亀川智子さんが講演した。「人生の主人公は私自身。自分で決める」。ゼロからトライアスロンに挑戦したり、子連れで米ハワイ州に語学留学したりするなど前向きに生きてきたことを紹介した。

亀川智子さんの講話に耳を傾ける女性サロンの会員ら=15日、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 1987年、JTA前身の南西航空に客室乗務員として入社した。憧れていた仕事だったが、予想以上に体力が必要だと思い知らされ、体力づくりのためにジョギングを始めた。その頃、たまたまテレビで見た宮古島トライアスロンに感激し、未経験ながら出走を決意した。初めての自転車で何百回も転び、体は青あざだらけ。「足に化粧」して仕事した。スイミングスクールではコーチから「絶対無理」と言われたが、逆に「絶対にやってやる」と奮い立った。地道に練習を重ね、第5回大会に出場し制限時間内にゴールできた。

 第2子の娘が生まれた後に反対を押し切って留学し、帰国後はシングルマザーとして2人を育てた。「人生は自分が思うより短い」と語り、挑戦し続けた半生を振り返った。