日本学生陸上 砲丸投げの金城、円盤投げの城間が3位に


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
(左)金城海斗 (右)城間歩和

 陸上の日本学生対校選手権第2日は18日、埼玉県熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われ、男子砲丸投げで鹿屋体育大2年の金城海斗(那覇西高出)が17メートル05で、女子円盤投げで九州共立大3年の城間歩和(中部商高出)が48メートル77でそれぞれ3位入賞を果たした。女子400メートル障害では、福岡大4年の津波愛樹(中部商高出)が19日の決勝進出を決めた。


日本一の夢、来季に 金城

 「日本一に挑戦する(今季)最後の試合」と臨んだ金城海斗。ベスト8以上を狙って投じた2投目で17メートル05をマークし首位に出るも、金城にとっては「通過点」だった。その後、首位を明け渡し「力んでいたのでリラックスして投げた」5投目。むらのないスムーズな回転で、砲丸への力の伝わりも「今まで感じたことないくらい良かった」。約17メートル70まで伸びたが、勢い余って足がサークルから飛び出し惜しくもファウル。「あの1投が成功していたら、と悔しさの方が大きい」と語った。

 6月の日本選手権は自己記録を更新して8位入賞。その後さらにベストを8センチ伸ばし17メートル24をマーク、県記録まで4センチに迫るなど1年で急成長した。今季かなえられなかった日本一の夢は来季達成すると誓い、冬を迎える。

 


表彰台はうれしい 城間

 昨年の大会で思うような結果を残せず雪辱を期して挑んだ城間歩和が、48メートル77をマークし表彰台に上った。今季の目標に掲げた50メートル台の突破とはならなかったが「やっぱり表彰台に上れたことはうれしい」と喜びを語った。

 学生大会の中でも最も大きな大会に、緊張は最高潮に達していた。1、2投目は成功はしたが「自分がイメージする投てきができていなかった」。緊張もほぐれた3投目でようやく「ターンの遠心力で円盤に力を加えスピードにうまく乗った」と理想の試技を実現し結果を出した。

 今年は残り2試合を残し「50メートル以上の記録を出せるよう、また次に生かしたい」と反省を糧に次戦を見据える。