【名護】新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止となった第33回「ツール・ド・おきなわ2021」の渡具知武豊大会会長らは、代替イベントとして三つのバーチャルイベントを開催すると発表した。16日、名護市の北部会館で会見を開いた。イベントを通じて、参加者と大会開催地域の「縁」をつなぐ。
イベント「チャレンジ―縁(えにし)」は参加者の合計走行距離を集計する。1カ月の開催期間中、1000キロ以上走行するか、一度に210キロ走行することで完走となる。参加者はオリジナルTシャツなどの記念品がもらえ、完走者は抽選で地域特産品が当たる。
第1期の開催期間は10月1~31日(申請期間9月18日~10月20日)、第2期は11月1~30日(申請期間10月21日~11月20日)まで。16歳以上が参加でき、参加費は4千円。
そのほかのイベント「ROAD TO OKINAWA」は仮想空間でレースができるアプリを使い、参加者はバーチャルのレース空間を共有する。「バーチャルサイクリング」は県内のコース映像を使用したバーチャルコースを体験できる。
渡具知大会会長は「日頃の練習を発揮し、気持ちをつなげ、高めることができるイベントと期待している」と述べた。問い合わせはツール・ド・おきなわ協会(電話)0980(54)3174まで。