復帰闘争碑、国頭村が管理へ 関係者高齢化、来年度から


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
国頭村が管理する意向を示している祖国復帰闘争碑=国頭村の辺戸岬

 【国頭】知花靖国頭村長は16日、辺戸岬にある管理者不在の祖国復帰闘争碑について、復帰50年に当たる次年度から村が管理する意向を示した。村議会9月定例会で知花正寛村議の質問に答えた。

 祖国復帰闘争碑は沖縄の復帰闘争の歴史を語る象徴として1976年4月に建てられた。近年は国頭村の上原一夫さん(85)や中頭青年団OB会のメンバーらが管理・修復してきたが、関係者の高齢化が進んでいる。

 上原さんは「沖縄戦や復帰闘争の歴史を後世に伝えるのは大事。村の管理を見守っていく」と話した。知花村長は「関係者の意見を参考にしながら進めていく」とした。