ご長寿へ地域振興券 沖縄市の泡瀬第三自治会 コロナ禍のお店支援にも


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
地域振興券を贈る沖縄市泡瀬第三自治会の仲真紀子会長(左)と参加店「ちゅらさんミート」の宮里乙美さん=16日、沖縄市泡瀬

 【沖縄】コロナ禍で地域の敬老会が開催できない中、沖縄市の泡瀬第三自治会(仲真紀子会長)は、泡瀬5、6丁目の店舗で使える「地域振興券」を地域の高齢者に配布する。500円の商品券2枚とハンカチを292人に郵送する。仲真会長は「高齢者にプレゼントを贈って長寿を祝いながら、コロナ禍で苦労している地元のお店の応援にもつなげたい」と話している。

 地域振興券は協力を引き受けた地域の12店舗で11月末まで使える。対象店舗で使われた振興券を自治会で換金する仕組み。市町村や商工会ではなく、自治会による商品券の発行は県内でも珍しい。泡瀬第三自治会による「地域振興券」の発行は昨年の地域まつりと新年会に続き、今回で3度目。店側の反応も良かったため、今回はさらに張り切って横断幕やのぼりでも告知する。のぼりや横断幕は地元のプリントショップ「エレメンツ」が格安で製作を引き受けるなど、地域で盛り上げる。

 仲真会長は「昨年に続いてコロナ禍で敬老会ができず寂しいが、気持ちが伝わってほしい」と話した。