オリオンビールが地域産業貢献賞 県内企業で初受賞


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地域食品産業貢献賞を受賞するオリオンビールの石井芳典執行役員(同社提供)

 オリオンビール(豊見城市)は16日、地域の食品業界の地位向上に寄与した企業をたたえる第9回地域食品産業貢献賞(日本食糧新聞社主催)を受賞した。県内企業の受賞は初めて。

 オリオンは、看板商品の「オリオンザ・ドラフト」に伊江島産の大麦を使い、ビールを造る過程で生じたビール粕(かす)を大麦の肥料とする完全循環型産業の構築などに取り組んでいる。高アルコール商品から撤退するなど、適正飲酒文化の浸透に貢献している点も評価されたという。

 受賞について、同社は「これからも沖縄の恵みを最大限に生かしてオリオンビールにしかできない商品を造り続け、沖縄の未来に貢献していく」とコメントした。