猫虐待死の防止に街頭カメラ設置訴え 名護市議会で陳情を採択


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名護市役所(資料写真)

 【名護】名護市議会(大城秀樹議長)は21日の9月定例会最終本会議で、猫の虐待死が相次いでいることに伴う「名護市における市民の安全安心推進に関わる陳情」を全会一致で採択した。陳情では「小動物の殺害事件がエスカレートし、子どもたちにその刃が向けられることを懸念する」としている。避妊去勢手術をして元の場所に返す「TNR事業」への協力を求めている。

 陳情したのは名護市内で猫の保護活動をしている市民のネットワーク「にゃごねっと」(鈴木雅子代表)。猫の虐待を防止する目的で街頭での計41台の防犯カメラの設置も陳情書に盛り込んでおり、参考として初年度180万円、次年度以降は73万2千円の設置費用などの概算も陳情書に盛り込んでいる。

 鈴木代表は「地域社会の安全と安心、名護市の未来を築く子どもたちの健全環境のため、早急な対策を求めたい」としている。