県産品にクラウドファウンディング活用、沖縄県が新部門 稼ぐ力強化


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 沖縄県は2021年度の優良県産品推奨事業に、クラウドファンディング(CF)を活用した「NEXT部門」を新設した。申請者は1次審査でクラウドファンディング「YUIMA」にエントリーし、支援者を募る。目標金額に達してプロジェクトが成立すれば、リターンを得られる。

 新部門は県内企業の「稼ぐ力」を強化する目的で設置し、商品化前の企画段階からアイデアを審査することで市場ニーズを探り、常に新しい製品が生み出される仕組みを作る。経験は浅いがやる気のある生産者支援にもつなげたい考え。

 最終審査で審査員による試作品の現物確認を受けた上で、製品説明のプレゼンテーションを行う。全ての審査を通過すれば「NEXT優良県産品」として認定される。

 県内に事業の本拠を持つ製造業者や販売業者が対象。審査で落選した場合も、結果へのフィードバックがもらえるほか、沖縄銀行が設立した地域総合商社「みらいおきなわ」のサポートを得ながら製品の課題解決に取り組める。

 県と県物産公社は27日午後4時から、県産品推奨事業全般に関するオンライン説明会を開く。申し込みは24日まで。問い合わせは優良県産品推奨事業局(県物産公社内)(電話)098(859)4147。