ハワイ行きの機内食に宮古島特製ソース ANA国際線で11月まで提供


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 【宮古島】ANA機内食を提供するANAケータリグサービス(東京都)は9月から、宮古島市平良の飲食店「レッドドラゴン」のオリジナルガーリックシュリンプソースをANA国際線(ホノルル線)の機内食メニューで提供している。11月までを予定している。

ANA機内食での提供が決まったレッドドラゴン特製のガーリックシュリンプソース

 9月13日、レッドドラゴンの松吉秀樹代表とANA宮古支店の田之上圭克支店長が市役所で座喜味一幸市長に報告した。田之上支店長によると、機内食への採用は2020年10月に那覇市で開催された東京商工会議所と県との合同商談会がきっかけという。

 レッドドラゴンは松吉代表が5年半前に熊本から宮古島に移住し、開店した。ハワイ名物として知られるガーリックシュリンプと肉巻きおにぎりが名物の飲食店。オリジナルソースは宮古島産のとうがらしや、にんにくなど地元産にこだわって開発した。ソースは瓶詰めで店でも販売する。

 松吉代表は「ハワイにも負けない味だと自信がある。ハワイに向かうお客さんが食べて、その味が宮古島のものと知ってもらうことで、島に食べに来る人が増えたら宮古島への恩返しになる」と話した。

 報告を受けた座喜味市長は「島産品を原材料にした加工産業の発展には安定した原料提供が必要不可欠だ。急速冷凍など劣化せずに貯蔵できるしくみなど行政としてサポートしたい。これからも宮古島の食産業を引っ張っていってほしい」と喜んだ。

オリジナルガーリックシュリンプソースの機内食提供決定を座喜味一幸市長(中央)に報告したレッドドラゴンの松吉秀樹代表(右)とANA宮古支店の田之上圭克支店長=13日、宮古島市役所