沖縄、8月の観光客は28万人 前年比で4割増


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 県文化観光スポーツ部は28日、8月の入域観光客数が前年同月比42・1%増の28万8200人だったと発表した。航空路線の新規就航や増便などで前年同月を上回ったが、コロナ禍前の2019年同月と比べて依然として約7割減に落ち込んでいる。

 外国人客は日本への入国制限措置などの影響で、昨年4月から17カ月連続でゼロとなった。

 9月のシルバーウイークは、前半の3連休に前年同期比34・5%減の3万人が沖縄を訪れたとも発表した。県観光政策課の山川哲男課長は「10月1日に緊急事態宣言が解除されても、現在の感染状況が完全に収束するわけではない」と話し、「今後も感染対策を徹底しながら、県観光の段階的な回復に向けて関係者と共に取り組んでいきたい」と述べた。

 8月の国内客を地域別に見ると、東京方面が前年同月比39・8%増の15万5千人、関西方面が31・4%増の6万2400人、福岡方面が48・3%増の3万100人、名古屋が76・3%増の2万4500人、その他が58・8%増の1万6200人だった。提供座席数は前年同月比約5%増の77万8190席だった。