コロナ禍にあえぐ沖縄の中小企業を支援 海銀と商工中金が業務協力


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業務協力契約を締結した沖縄海邦銀行の新垣淳専務(左から3人目)と商工中金那覇支店の村岡裕昭支店長(同2人目)=28日、那覇市久茂地の沖縄海邦銀行本店(提供)

 沖縄海邦銀行(新城一史頭取)と商工中金(関根正裕社長)は28日、事業再生・経営改善支援に関する業務協力契約を締結した。コロナ禍にあえぐ県内中小企業や小規模事業者に対し、協調して支援に取り組むことにしている。

 共通の取引先への事業再生計画や経営改善計画の策定を支援する。既存の貸付金を劣後化する「デット・デット・スワップ」(DDS)や、貸付金を株式化する「デット・エクイティ・スワップ」(DES)といった再生手法に関する情報交換や協調にも対応する。

 両者は2004年に業務協力文書を締結。今回の契約で地域金融機関と公的金融機関の特性を生かし、停滞する県経済の活性化を図る。