部活動も再開「うれしくて泣きそう」 笑顔でシュート練習、みんなで合唱…緊急宣言解除


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久しぶりの部活動再開で、笑顔でシュート練習に励むサッカー部員=1日、那覇市の小禄中学校

 沖縄県内の学校では部活動が再開し、運動場に駆け出す生徒の様子が見られた。那覇市の小禄中学校(與那覇覚校長)では、サッカー部がパス回しやシュート練習に汗を流した。生徒らは終始笑顔で、教師らも「けがに気を付けて」と見守りながら、目を細めた。主将の玉城来翔(らいと)さん(15)=3年=は「引退まで残りわずか。最後まで一緒に楽しみたい」と話した。

 音楽室では合唱部が発声練習をしていた。マスクを着けたままだが、1曲歌い終わるたびに「気持ちいい」「楽しい」と声を弾ませた。3年の山城実由さん(15)は「合唱は一人ではできない。一緒に歌えない期間はとてもつらかった。みんなの声がハーモニーになって、うれしくて泣きそうになった」と振り返った。県の方針で部活動は10月31日まで平日90分以内、土日休日は2時間以内に限定。県内外への遠征や合宿はできない。

感染防止のためにマスク着用で発声練習をした合唱部の生徒ら=1日、那覇市の小禄中学校