「ジンベエザメ会いたかった」 美ら海水族館71日ぶり再開 緊急宣言解除


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再開を心待ちにしていた観光客らが来館した沖縄美ら海水族館=1日、本部町

 【本部】沖縄美ら海水族館は71日ぶりに営業を再開した。マスク姿の客らはにこやかな表情で優雅に泳ぐ魚たちを見て回った。宣言が解除されるとの報道を受け、何度もメールで再開を問い合わせていたという名古屋市の野々垣裕美さん(39)は「待ち遠しかった。再開を聞いて急いで沖縄に来た」と笑顔。次女の芽依ちゃん(4)は「ジンベエザメに会いたかった。大きな魚がいっぱいいてうれしい」と話した。

 水族館管理部の佐藤圭一統括は「お客さんが水族館にいる光景を久しぶりに見た」と感無量の表情。「地域全体で苦しい状況が続いているが少しでも活気が出てくることに期待したい。感染対策に協力いただきながら楽しんでもらえたら」と述べた。

 感染対策強化の一環で、水族館の管理の様子などを見学できる「裏側まるごとウォッチング」の参加者に対し、ワクチン2回接種済み証明書か72時間以内のPCR検査陰性証明書、県経済界が実施する「オキナワブルーパワープロジェクト」のリストバンドの提示を求めている。