衆院選へ活動本格化 立候補予定者ら演説


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
街頭演説でマイクを握る衆院選の予定立候補者=2日、那覇市内

 自民党総裁選が終わり、11月の衆院選実施が有力視される中、県内各地で衆院選に向けた予定候補者の動きが本格化している。新型コロナウイルス緊急事態宣言が解除されて初の週末ともなった2日、支援者らと共に街頭演説や手ぶりをこなす姿が見られた。離島の支持者へのあいさつを始めた予定候補者もあり、衆院解散を見据えて各地を駆け回っている。

 自民系の予定候補者は「ウチナーンチュの心に寄り添った政治をするには政権のど真ん中にいることが必要だ」など、街頭で政権継続を訴えた。支援者も「新総裁が決まって弾みが付く」と手応えを見せた。

 オール沖縄系の予定候補者は名護市のキャンプ・シュワブゲート前で再開された抗議活動に合同で参加するなどし、「新総裁も辺野古賛成だ。強権政治で民主主義が破壊される。政権交代が必要だ」と訴えた。

 一方で、ある現職候補は「緊急事態宣言が解除されたとは言え、すぐに人を集めたりはできない」と慎重姿勢を見せ、新型コロナの感染状況が予断を許さない中で難しさもある。SNSを使って街頭演説のライブ配信や、写真投稿して政策や活動を発信する予定候補者もいる。