「プニプニしておいしかった」豊見城の給食にタピオカ初登場 市内企業の商品活用


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タピオカが入ったフルーツポンチを食べてにっこり=9月29日、豊見城市の伊良波小学校

 【豊見城】沖縄県豊見城市内の小中学校の給食に9月29日、市内で初めてタピオカが振る舞われた。市豊崎で食品加工や製造などを手掛ける「沖縄物産販売」が観光客向けに販売していたが、コロナ禍で客足が減り冷凍保存していたものを活用した。

 市学校給食センターが児童生徒たちに人気の献立、フルーツポンチに混ぜて8100食分を作った。児童らは柔らかくて独特の食感を楽しみながらタピオカを味わった。

 タピオカは芋類の一種キャッサバのでんぷんからできる。糖質を多く含む炭水化物のため、体内で吸収されエネルギー源となる。

 伊良波小学校1年1組の教室では、児童が「おいしい給食クワッチーサビラ(いただきます)」とあいさつし、新型コロナ感染防止対策のため静かに食べた。

 初めてタピオカを口にしたという瀬長みなみさん(6)は「中がちょっと固かったけど、プニプニしておいしかった」と不思議な食感を堪能した様子。照井皇瑛さん(6)は父親と回転ずし屋で4回食べたことがあるという。今回で5回目となるタピオカは「ちょっと固いけどおいしかった」と完食した。