女子サッカーU18、アレが猛攻でデイゴス下す 九州予選へ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 女子サッカーのKYFA第25回九州U―18選手権県予選が2日、糸満市の西崎陸上競技場で決勝が行われ、casa okinawa ale(カーサ・オキナワ・アレ)が3―1で全保連琉球デイゴスセミーリャスに勝利した。今大会出場したのは2チームのみ。優勝したアレは鹿児島県で10月23日、24日に行われる九州予選に出場する。
 


アレ猛攻 デイゴス圧倒
 

GKと1対1となり、シュートを放つcasa okinawa aleの松田琉璃子=2日、糸満市の西崎陸上競技場

 ほとんどの時間帯でアレがボールを支配し、デイゴスを圧倒した。前半はゴール前の混戦から相手のオウンゴールを誘って先制。サイドや中央からの波状攻撃で攻め立てた。

 後半は左サイドからの攻めが効果的で、3点目を決めたFW河田和佳奈は「サイドバックと意識を共有し、うまく攻められた」と何度も駆け上がって得点機をつくった。

 FWの松田琉璃子は、DFの裏に抜け出して左クロスからGKと1対1になり、2点目となるシュートを蹴り込んだ。「裏に抜け出す得意の形でトラップもうまくいった。気持ちよく決めることができた」とうなずいた。

 ただ、前半の決定力不足を課題に挙げ「九州では少ないチャンスでも確実に決められるようにしたい」と力を込めた。

 比嘉妃南(ひなた)主将は「誰がどのタイミングで相手にプレスをかけるか、やりとりがチームでうまくできた」と振り返った。自身のプレーについては「仲間からパスをもらう際の動きをよくしていきたい」と成長を誓った。

 (大城三太)
 

県代表の座をつかんだcasa okinawa aleの選手ら