西銘大臣に沖縄の市町村長「離島振興に取り組んで」「平和願う県民に寄り添って」


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 県選出の西銘恒三郎衆院議員が沖縄北方担当相として入閣したことに、県内の首長からは「心強い」と歓迎の声が上がった。西銘氏が沖縄4区選出であるため、離島の自治体からは離島振興への期待も高まっている。

 県市長会会長の桑江朝千夫沖縄市長は「もちろん県の事情に詳しいので大変心強い。沖縄振興開発金融公庫の存続など特に経済面への期待が大きい。力を出し切ってほしい」と述べた。

 県町村会会長の宮里哲座間味村長は「沖縄振興を重視した政策を打ち出すのではないか。過重な基地負担の現状や平和を願う県民の気持ちにも寄り添ってほしい」と話した。

 離島の経済発展への期待も相次いだ。座喜味一幸宮古島市長は、県が抱える課題の解決に向けた取り組みを要望した上で、「中でも特に、離島振興にしっかりと取り組んでもらいたい」と要望した。中山義隆石垣市長は「離島の不利性解消や地域振興に期待したい。コロナ禍で落ち込んだ観光業の振興やインフラの整備などサポートしてもらいたい」と話した。

 糸数健一与那国町長は「県出身者が担当大臣となるのは県民として喜ばしい。保革を超え、さまざまな要請などがしやすくなる」と期待した。