沖縄担当相・西銘恒三郎氏はどんな人?父は元知事、秘書から政界へ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
沖縄北方担当相に就任した西銘恒三郎氏=4日、東京

 知事、衆院議員を務めた父順治氏の秘書を経て、政治の道へ。県議から2003年の衆院選で初当選し、現在5期目。国土交通政務官、総務副大臣、国土交通委員会委員長などを歴任したほか、安倍政権下の17年には経済産業副大臣に就任し、小規模・中小企業の支援策に注力した。

 沖縄の振興発展に尽力した父順治氏は県知事在任中、「沖縄の心」について「ヤマトンチュになりたくて、なり切れない心」と語ったことで知られる。一方、自身は14年の本紙取材に「自分は日本人。沖縄に対する誇りはもちろんあるが、それは鹿児島県民が鹿児島を誇りに思うのと同じ」と述べるなど、日本人として国策を推進することを政治理念に、国会活動を続けている。

 14年3月、自民党県連会長に就任し、同年の知事選で県連の旗振り役となったものの、仲井真弘多元知事の大敗を受け、責任をとる形で同年11月に辞任した。現職の同党の県関係国会議員では最も在職期間が長い。

 座右の銘は「初心忘るべからず」「継続は力なり」。1954年8月7日生まれ、那覇市出身。67歳。