投開票所がワクチン接種会場と重複…衆院選向け市町村、対応に追われる


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 次期衆院選の19日公示、31日投開票の日程を受け、県内各市町村では4日、投開票所の会場確保や調整に追われた。例年会場となる公民館などが、今年は新型コロナウイルスワクチンの接種会場となっている自治体があるほか、投票所となる小中学校の運動会と重なっている地域もある。うるま市は、例年投開票所として使用している石川保健相談センターがワクチン接種会場のため、センター内の別の場所を投開票所とする方針だ。市内には31カ所の投票所があり、学校も含まれる。31日は小中学校の運動会を予定している学校もあり、今後調整が必要だ。

 南城市はワクチンの集団接種と期日前投票、開票作業の場所が同じ会場となっている。市は衆院選に備えて、会場内に間仕切りなどを設置してワクチン接種と期日前投票を同会場で実施する予定だ。

 宜野湾市は開票所に使用してきた市立体育館が集団接種会場となっており、31日の接種予約も既に入っている。市は小中学校の体育館などを開票所とする方向で調整している。

 名護市や嘉手納町、南風原町、豊見城市、北中城村などでも衆院選に向けた会場確保の調整に追われている。