「改善みられない」選挙の違反掲示物1072件 県選管が再び撤去命令


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 衆院選に向け、県選挙管理委員会と市町村選管が9月下旬に県内各地のポスター、のぼりなどの掲示状況を再調査したところ、1072件の違反を確認した。8月下旬の前回調査では1136件あり、64件減にとどまった。

 9月に入り立候補予定者10人の関係団体に撤去命令を出していたが、県選管は「大幅な改善がみられなかった」として、4日に改めて撤去を命じる文書を発送した。併せて県内政党の事務所にも直接出向き、撤去命令書を手渡した。

 県選管によると、9月の撤去命令を受けて一部のポスターやのぼりは撤去されたが、新たに掲げられているものもあった。沖縄1~3区でやや減少し、4区は23件増えていた。

 立候補予定者10人のうち、9月下旬の調査で件数が最多だったのは新垣邦男氏の214件。前回調査から件数が増加したのは6人で、増加幅が最も大きかったのは、比例代表に立候補を予定する金城泰邦氏(20件増)だった。