運動会やイベントの日程変更も…衆院選向け投開票所の確保急ピッチ


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
衆院選の準備を進める県選挙管理委員会の職員ら =6日、県庁

 衆院選の投開票が31日の日程で固まり、沖縄県や県内市町村の選挙管理委員会は投開票所の確保など事務作業を急ピッチで進めている。投票所や開票所として施設が使われるため運動会の日程を変更した学校や、イベントを延期した団体もあり、さまざまな影響が出ている。 

 糸満市内では10月31日に運動会を予定する小学校があり、開票作業を行う西崎総合体育館は同日にバドミントン大会の予約が入っていた。いずれも日程を変更することができ、市選管は5日までに必要な場所の確保を済ませた。担当者は「本当にひやひやした」と胸をなで下ろす。

 沖縄市でも、選挙時に期日前投票の会場となる施設で行事が計画されていたが、市選管が協力を申し入れ空けてもらった。沖縄市体育館は現在、県が新型コロナウイルス患者を一時的に受け入れる「待機ステーション」を設置しているが、今月中には運用を終える見通しとなり、衆院選では開票所として使用する予定。

 県はこれまで、候補者の届け出を受け付けたり、当選証書を付与したりする場所に県庁4階の講堂を使ってきた。だが昨年から県のコロナ対策本部が置かれているため、今回は外部の会場を確保する。