12~18歳にワクチン集団接種 小児科医が対応 9日も実施予定 宜野湾市


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保護者の付き添いの下、新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける生徒=2日、宜野湾市立体育館

 【宜野湾】宜野湾市は2日、市内の12~18歳の小中高校生を対象とした新型コロナウイルスワクチンの集団接種を、宜野湾市立体育館で実施した。市は児童生徒のワクチン接種は個別接種を推奨していたが、市内で10代の感染が相次いでおり、小児科医の協力の下で集団接種をすることで接種を加速させたい考え。

 予診は小児科医が行う。市によると、2日に接種をしたのは82人だった。

 中学1年生の息子・豊島悠貴さん(13)の付き添いで来た母の奈緒子さん(38)は「予約がスムーズに取れた。当初は副作用が怖かったが、感染状況を見て私が接種したところ、息子も『自分も打ちたい』と話したため一緒に来た」と話した。

 宜野湾市では4日現在、1回目のワクチン接種率が65・7%、2回目は46・47%で県平均を下回っている。担当者は「小児科医が対応しており安心して接種できる環境を整えた。接種を検討している方はぜひ予約してほしい」と話した。

 児童生徒を対象とした接種は9日にも市立体育館で行う予定で、現在も予約を受け付けている。同日、会場では12歳以上の全市民を対象とした予約不要の接種も先着100人で行う。