女子ゴルフ・かねひで美やらび 県勢トップはアマの宮城杏、17位発進


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18番 力強いティーショットを放つ宮城杏=7日、名護市のかねひで喜瀬CC(喜瀬守昭撮影)

 女子ゴルフのステップアップツアー、かねひで美やらびオープンは7日、名護市のかねひで喜瀬カントリークラブ(6497ヤード、パー72)で予選第1ラウンドが行われ、67で回った佐久間綾女が首位に立った。1打差の2位に竹山佳林、後藤未有ら5人が続いた。県勢はアマチュアの宮城杏(興南高)が1アンダーの17位。川満陽香理とアマの石原渚裟(宜野座高)がイーブンパーの29位、金井智子と与那覇未来が1オーバーの46位につけた。8日に予選第2ラウンドがあり、上位50位タイまでが9日の決勝に進む。昨年は新型コロナウイルス禍で無観客となったが、今年は有観客で開催している。賞金総額は2千万円、優勝賞金は360万円。

 アマチュアの宮城杏(興南高3年)がプロに負けない堂々としたプレーで1アンダーにまとめ、県勢トップの17位と好発進した。安定したショットでピンに寄せ、五つのバーディーパットを沈めた。「感覚は悪くない」としつつも「まだ納得はいっていない」と首を振った。

 パー5のロングホールでショットがさえた。5番に続き、9番はサードショットをピンまで約2メートルの位置に落としバーディーチャンスに。やや下りの傾斜のラインを読み切った。

 後半入りの10、11番で連続ボギーになったが、再びパー5の12番でピンそば1・5メートルにつけバーディーで挽回した。木のそばから出すだけのセカンドになったが、ピンまで約200ヤードのサードが完璧だった。

 ボギー四つと課題も。ショットは悪くないがクラブ選択でミスをしたという。「(2日目は)改めてマネジメントをしっかり考えて臨みたい」。初めてのプロとのラウンドにも緊張を感じさせず、はつらつとプレーして上位を目指す。
 (謝花史哲)