ブラジル沖縄県人会、首里城再建に511万円寄付 「心一つにして集めた」


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玉城デニー知事(右)に目録を手渡す沖縄ブラジル協会の西原篤一会長(中央)とウチナーネットワークコンシェルジュの比嘉アンドレスさん=7日、県庁

 ブラジル沖縄県人会は7日、首里城の復旧・復興を支援するために511万2936円を県に寄付した。贈呈式は県庁で開かれ、同会の高良律正会長(66)と上原テリオ副会長(51)、島袋栄喜元会長(70)はオンラインでブラジルから参加した=写真。

 寄付金は同会がブラジルで実施したチャリティー公演と夕食会で集めた。公演ではエイサーや三線など、沖縄の伝統芸能を披露した。200人のアーティストが参加し、700人の聴衆が詰め掛けたという。

 高良会長は「全焼のニュースが届いた時、ブラジルにいる全てのウチナーンチュが衝撃を受けた。心を一つにして集めた支援金を受け取ってください」と語った。目録は沖縄ブラジル協会の西原篤一会長(76)と、ウチナーネットワークコンシェルジュの比嘉アンドレスさん(47)が代理で玉城デニー知事に手渡した。

 玉城知事は「県民を代表して感謝する。一刻も早い復旧・復興に向けて全力で取り組んでいく」と述べた。