金井「きょうの感じでいけたら十分」 県勢トップの25位に 女子ゴルフ・かねひで美やらびオープン


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 女子ゴルフのステップアップツアー「かねひで美やらびオープン」(主催・日本女子プロゴルフ協会、共催・金秀グループ、かねひで美やらび実行委員会)は8日、沖縄・かねひで喜瀬CC(6497ヤード、パー72)で第2ラウンドが行われ、前日2位の後藤未有が69で回り、通算7アンダーの137で首位に浮上した。3打差の2位に前日首位の佐久間綾女や、藤田光里、竹山佳林がつけた。県勢トップはイーブンパーでまとめた金井智子で、通算1オーバーとし、前日の45位から25位に順位を上げた。アマチュアの石原渚裟(宜野座高)は通算2オーバーで34位、川満陽香理は通算3オーバーの43位で予選通過。与那覇未来と宮城杏(興南高)は57位、大城美南海は70位、賀数心南(興南高)は79位、小宮満莉花は96位、宮城柚は104位で決勝進出はならなかった。最終日の9日、決勝ラウンドは午前8時から同会場で行われる。
 


金井、パット修正奏功25位 終盤失速も県勢トップ浮上
 

7番 難しい位置からバンカーショットを放つ金井智子=8日、名護市のかねひで喜瀨CC(ジャン松元撮影)

 インスタートの金井智子がイーブンパーでスコアを保ち、県勢トップの25位に踊り出た。午前8時スタートの1組目。「トップスタートで気持ち良く回れた」と楽しんだ結果の2年連続決勝進出だった。

 前半終盤の16、18番は前日から好調のアプローチできっちりピンそばに寄せてバーディー。いずれも約2メートルの距離。初日はこの距離感のパットが決まらず、チャンスを逃した。ラウンド後の練習が生き、この日は成功させた。

 強風も「風があった方がやりやすい」と気にならなかった。後半も確実なショットでパーオンを続ける。しかし暑さもあり最終盤で失速。打ち急ぎなどで安定していたショットにミスが出る。

 最終9番はバーディーパットが強い横風を受けショート。パーパットも外してしまう。残り3ホールで二つボギーをたたきイーブンに戻してしまった。

 それでも「パープレーでいい」と前向きに捉える。「きょうの感じでいけたら十分だと思う。アンダーで回れたらオッケー」と自然体で決勝に臨み、前回の18位以上を目指す。

 (謝花史哲)