山川氏が衆院選に立候補表明 沖縄2区「本土との生活格差縮める」


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出馬を表明する山川泰博氏=17日、浦添市伊祖の事務所

 元那覇市議の山川泰博氏(51)は17日、浦添市伊祖の事務所で会見を開き、次期衆院選に、沖縄2区から日本維新の会公認で立候補すると正式に表明した。山川氏は「来年で復帰から50年だが(本土との)生活格差は縮まっていない。国政の場に沖縄の声を届け、格差を縮めたい」と述べた。

 2区からの出馬については、米軍普天間飛行場返還や那覇軍港の浦添移設などを挙げた上で「県内でも一番大きな課題を抱えている」ためと説明した。

 普天間飛行場については「危険性除去に最優先で取り組む」とした一方で、名護市辺野古への新基地建設は疑問視した。維新の会にも対応を検討するよう求める考えを示した。

 地方分権の推進や福祉の街づくりにも取り組むとした。

 山川氏は1970年6月生まれ、豊見城市出身。日本文理大卒。豊見城市議、那覇市議を務めた。沖縄電力社員。山川仁豊見城市長の兄。