スタンドから拍手でエール! 沖縄の高校野球、2年ぶりに有観客で開催


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選手のプレーに拍手を送る観客=9日、アグレスタジアム北谷

 開催中の第71回沖縄県高校野球秋季大会は9日と10日の3回戦で、一般客を受け入れて試合を行っている。一般客の入場は2019年11月の1年生中央大会以来、約2年ぶり。新型コロナウイルス感染拡大を受け、20年の春季大会以降は無観客のほか、観客を保護者などに限定して大会を開いていた。スタンドには久しぶりの野球観戦に楽しむ観客の姿があった。

 県高野連は、各球場の収容人数の半分を上限に一般客を受け入れる。入場時には検温や問診票の提出を義務づけ、座席間隔を空けての観戦や声援の禁止など、対策を講じている。観客はグラウンドで躍動する選手に拍手でエールを送った。

 沖縄工にいる知人の応援に来た、崎浜千鶴子さん(73)=北谷町=は「子どもたちが元気にプレーする姿を見られるのはうれしい」とうれしそうに語った。

 準々決勝以降の一般客受け入れについて、県高野連は県内の感染状況を見ながら判断するとしている。