高校野球の第71回県秋季大会第6日は9日、3回戦4試合を行い、ウェルネス沖縄は具志川に7―0で零封勝ちして2年連続2度目ベスト8入りを果たした。
ウェルネス主戦の小橋川樹が六回までを投げ、被安打1の5奪三振、無失点のほぼ完璧な内容で先発の役割を果たした。夏の選手権沖縄大会前に上手投げから横手にフォームチェンジ。「自分の体格に合っていた」と上手投げにはない軌道の変化が生まれ、球威も増したと手応えを感じている。ここまで3試合全てで先発し、全試合で無失点を重ねている。
最速は130キロ台前半。この日は「狙った所に球が入らなくて、全体的に荒れていた」と反省するが、タイミングをずらしたり、変化球で打ち取ったりと得点は許さず。走者を背負ってからは、しきりのけん制でリードを自重させておいて進塁を防いだ。続く無失点は気にならない様子で「四死球が多かったのでそこが課題」と殊勝に振り返った。