沖水、劣勢ひっくり返す 八回に連打で逆転 高校野球秋季大会


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沖水―名護 8回2死二塁、失策の間に逆転のホームを踏む沖水の二走・平良桂一=9日、沖縄市のコザしんきんスタジアム(大城直也撮影)

 高校野球の第71回県秋季大会第6日は9日、3回戦4試合を行い、沖縄水産は名護に9―5で勝利し、5年連続31度目のベスト8入りを果たした。

 終盤に息を吹き返した沖縄水産が劣勢をひっくり返し、3回戦を突破した。八回に続けて打席に立った代打の仲本海、平良桂一の連打などで逆転。九回には本塁打も飛び出し一挙5点を奪って、名護の追い上げを振り切った。

 序盤からリズムが悪かった。先制点を奪いながらも、守備のミスが続発し、すぐに逆転される。六回にも守備の乱れで失点。六つも失策を出してしまった。

 それでも主砲の知念琉月が今大会3本目の本塁打を放つなど持ち味の打撃力で強さを発揮した。知念は「4番として点がほしい時には一発打って、つなぐ時につなぐバッティングで貢献したい」と力を込めた。