JTA本社「カフーナ旭橋」に移転 12月から入居


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日本トランスオーシャン航空の現本社=9月17日、那覇市山下町

 日本トランスオーシャン航空(JTA、青木紀将社長)が、那覇市泉崎のカフーナ旭橋A街区の3階に本社移転することが分かった。JTAは前身の南西航空時代の1973年から現在の那覇市山下町のビルを賃貸して本社を置いてきたが、ビルの老朽化に伴い移転を検討していた。12月1日に新本社に入居する予定。

 JTAのほか現本社に入居している琉球エアーコミューター(RAC)、JTAインフォコム、JALJTAセールスの4社も移転する。取引先などには今月15日に本社移転に関する通知を出す。

 本社勤務の従業員数はグループ合わせて総勢120人程度。移転に伴って新本社の床面積は現本社ビルの6割程度となるが、リモートワークを推進しているため業務に支障はないという。

 2018年10月に完成したカフーナ旭橋A街区の2~3階は商業施設「那覇OPA(オーパ)」として、ファッション、飲食関係のテナントが入居している。那覇OPAを保有するイオンモール(千葉県)は3階部分をビジネスフロアに改装するなど、施設リニューアルを進めている。

 JTAの前身である南西航空は創業した1967年には那覇空港ターミナルビルに本社があり、73年に現本社ビルに移転した。
 (中村優希)