沖縄県警「コメント差し控える」 機動隊派遣訴訟、名古屋高裁判決に


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 米軍北部訓練場のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設工事を巡り、愛知県警が機動隊を派遣したのは違法として、隊員の給与などを当時の県警本部長に賠償させるよう県に求めた住民訴訟の名古屋高裁判決について沖縄県警は8日、本紙の取材に対し「他県に関することについてはコメントは差し控える」と回答した。

 名古屋高裁は7日、派遣を決定する際の手続きに違法性があったとして約110万円を請求するよう命じた。

 東村高江周辺で機動隊員が車両の検問をしたり、ビデオカメラで抗議活動の様子などを撮影したりしたことについて、名古屋高裁が「違法性あるいは相当性については疑問が生じ得る」と判示した点は、「係争中の案件であることからコメントは差し控える」とした。