衆院選、下地氏が無所属で出馬へ 沖縄1区「勝利し保守まとめる」


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集会で決意を述べる下地幹郎氏=14日、那覇市内のホテル

 自民党復党を目指していた下地幹郎氏=無所属=は14日、那覇市内のホテルで開かれた下地幹郎後援会企業・団体有志の会(旧「保守合同を実現し沖縄の未来を創る会」)の報告会で、31日投開票の衆院選沖縄1区に無所属で出馬すると明言した。下地氏は報告会後の報道陣の取材に、復党に向けた協議に応じなかった自民県連を批判した上で「この選挙で勝ち抜いて、(保守を)まとめる作業をしたい」と強調した。

 小選挙区で勝利した場合は自民党に追加公認されるとの見方を示した。

 下地氏は名護市辺野古の新基地建設が進んでいることから、赤嶺政賢氏=共産=を擁立した「オール沖縄」勢への県民の評価は落ちていると指摘。その上で国場幸之助氏=自民=との保守分裂の三つどもえの選挙戦も勝ち抜けるとした。

 企業・団体有志の会の国場幸一会長(国場組会長)と相談の上で出馬を決定したと説明し、同会と共同で選挙戦を展開すると強調した。