沖縄民謡×ブルース、独自の世界観で新譜リリース ユニット「オキナワアメリカーナ」


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オキナワアメリカーナのメリー(右)とデイビッド・ラルストン=12日、那覇市の琉球新報社

 糸満市出身のMERRY(メリー)と、米国出身で沖縄在住のデイビッド・ラルストンによるユニット「OKINAWA AMERICANA(オキナワアメリカーナ)」が20日、セカンドアルバム「TACHI(ターチ)」(マッドミュージックインターナショナル)を発売した。沖縄民謡と米国のブルースやロックを“チャンプルー”させた独自の世界を10曲の楽曲に込めた。

 メリーが主に歌三線を担当し、ラルストンがギターやベースでブルースを奏でる。楽曲は、沖縄民謡「久高まんじゅう主」をアレンジした「Kudaka Nail it(クダカネイルイット)」や、一発どりの「Jinjin(ジンジン)」など、聞きなじみのある民謡やわらべ歌に加えられた、斬新なアレンジが光る。ラルストンが「お互い、相手に寄り添うような気持ちで演奏している。新しいものを作ることにやりがいを感じる」と話すように挑戦的でありながら、互いの楽曲をリスペクトした作品に仕上がっている。

 ピアノとラルストンの歌による「Find Something New(ファインド サムシング ニュー)」や、ウクレレとメリーの歌による「Anchurasa(あんちゅらさ)」も収録。これらの楽曲からは、2人の歌唱力の高さも感じさせる。

オキナワアメリカーナのニューアルバム「TACHI」

 メリーは「子どもからおじい、おばあまで世代を超えて楽しんでほしい」と話した。 レコ発ライブが11月19日、北谷町のライブハウスモッズで午後6時30分からある。入場料は3000円(別途1ドリンクオーダー、当日500円増し)。問い合わせはモッズ(電話)098(988)5025。