沖縄の「GoToイート」来月8日に再開 対象は県の認証店に限定


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 玉城デニー知事は21日の会見で、新型コロナウイルスの感染拡大で中断していた国の飲食業界支援策「Go To イート」キャンペーンについて、店内飲食でのプレミアム付食事券の利用を11月8日から再開する方針を明らかにした。再開の際には、対象店舗を県の感染防止対策認証制度の認証店に限定する。飲食店での利用再開に向け、県内のキャンペーン事務局も21日、プレミアム付食事券の販売を22日午前10時から再開すると発表した。

 飲食店に時短営業などを要請する県の独自措置は11月1日で解除するが、玉城知事は「全てがフルオープンになるという間違ったメッセージにならないように、慎重に段階的に進めて行きたい」として、解除からキャンペーン再開まで間隔を空ける判断をした。

 店舗の感染防止対策に県がお墨付きを与える認証制度には、20日時点で飲食店8682件が申請し、うち7250件が認証されている。

 これまで休業要請や時短営業要請に応じてこなかった飲食店が11月以降に申請した場合について、担当者は「県の感染防止対策に協力することを約束してもらえるなら申請は可能だ」と話した。

 おきなわ彩発見バスツアー促進事業とおきなわ観光体験支援事業は11月から開始する。県民の県内旅行を助成する「おきなわ彩発見キャンペーン」の第4弾開始時期については、感染状況が国の指標の「ステージ2」以下相当に移行し、県議会で予算の議決を得てからになるとして、具体的には示さなかった。

 ワクチン接種証明や検査陰性証明の活用に関するガイドラインについて、嘉数登商工労働部長は「現在示している素案を現場で運用し、課題があればワーキンググループで検討して、11月中に成案を示したい」と話した。