沖縄の産業まつり、きょう開幕 ネットと分散で開催


この記事を書いた人 Avatar photo 山城 祐樹

 「県産品 使って贈って 笑顔の輪」をテーマに、第45回沖縄の産業まつり(同実行委員会主催)が23日に開幕する。24日まで2日間の日程。新型コロナ感染症拡大防止のため、昨年に続いてポータルサイトによるオンライン出展と、地域分散で物販会場を設けた併催形式となる。開催時間は両日とも午前10時~午後6時。

 22日に県庁で開いた会見で、実行委員長の古波津昇県工業連合会会長は「44回続いた産業まつりの火を絶やさぬよう、取り組んでいきたい」と抱負を語った。

 ポータルサイトに145、リアル会場に73の企業や団体が出展する。リアル会場は那覇市内3カ所に設置する。パレットくもじ前イベント広場では、第24回商工会特産品フェア「ありんくりん市」を開催し、県内14市町村の商工会が地元の特産品を出展する。

 県庁前県民広場では「OKINAWA県産品応援マルシェ」を開催する。県内で菓子や飲料などを製造する11社が出展し、税込み千円以上の購入者には、県産食品が当たる抽選券をプレゼントする。

 沖縄都市モノレール小禄駅前の広場では、県中小企業団体中央会加盟の7団体・組合が県産素材を使った加工食品や陶器、泡盛などを販売する。

 ポータルサイトは九つのカテゴリーを設け、企業の商品や限定商品などを紹介する。各社のホームページや電子商取引(EC)サイトへのリンクも記載している。出展する泡盛メーカーなどは、直営店でもイベントを開く。

 今回は初めてデジタルスタンプラリーを実施する。ポータルサイトを通じて参加可能で、31日までに対象店舗のスタンプを集めると抽選で県産品が当たる。